日本と韓国…いわゆる日韓関係ですが、政治的な面で言うと常に緊張感のある関係ですよね。
そんなわけで、よく「韓国人と付き合う、ましてや結婚すると大変なんじゃないか」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
私の夫は韓国人ですが、実際に結婚して一緒に生活してみて感じたことについてシェアしたいと思います。
結論から言ってしまうと「意外と普通」なんですが、国際結婚に興味がある人もぜひ読んでみてください。
目次
①食の好みが割と合う
これは東アジア人同士というのが大きいかもしれませんが、日本と韓国の食事は割と似ているものが多いと思います。そのせいか、食の好みが合う場合が多いです。
主食は白米だし汁物があるし、おかずだって魚や野菜がたっぷりで…個人的には辛いものが多いか少ないかくらいの違いじゃないかなと思っています (笑)
私はキムチなどの辛いものが好きですし、夫も日本食が好きなので食事作りで苦労したことはほとんどありません。
ただ日本でいう納豆や、韓国でいうスンデ (豚の腸の中にチャプチェや豚の血液を詰めて燻製したもの) やポンデギ (蚕のサナギ) などクセのある食べ物に関しては、やっぱりお互い食べることができないですね…
②別に記念日とか気にしない
韓国人は記念日を大切にするってよく聞きますよね。携帯のアプリでも記念日を数日単位で計算出来るものが普及しているほどです。
ただこれは個人差があるというか、夫の話によれば「本当は記念日なんて気にしたくない」というのが韓国人男性の本音だそうです (笑)
韓国人女性の中には「記念日を大切にしてほしい」という要望が強い人も多いそうで、そんな女性たちに喜んでもらうために韓国人男性は頑張っているんだそう。
③釣った魚に餌をやらないわけでもない
これもよく言われる話ですが、特に韓国人男性は付き合う前・結婚する前はレディーファーストでとても優しいけど、付き合った後・結婚後は急に亭主関白になるというイメージがあるそうです。
もちろんそういう人もいるかもしれませんが、多くの韓国人が結婚前も結婚後も特に態度が変わらないように思います。
特に日本人よりも感情をストレートに表すのが得意なので、結婚しても「可愛いよ」や「愛してる」などの言葉もよく言ってくれる人は多いと思いますよ。
④日本語を話す (話せるようになる) 人が多い
私の夫は日本語を日常会話程度ならスラスラと話すことができますが、韓国人は日本語を話せる人が多いように思います。
文法が似ていたり漢字由来の単語の読み方が似ていることも、日本語を覚えやすいことの一因であると思いますが、日本のサブカルチャー (マンガやゲームなど) が好きで日本語を覚えたという人が多いです。
日本語を話してもらえると意思疎通がグンとしやすくなるので、日本人としてはありがたいですね。その分、韓国語の学習を怠ってしまうという弊害がありますが…本人のやる気次第ですね (笑)
私が韓国語を初めて学習したときに便利だった参考書がこちら。本当に3日間でハングルが理解できるようになりました。
⑤日韓問題がある時は微妙な雰囲気になることもある
これは一番難しい問題かもしれませんね…通常は政治的な日韓問題があったとしても「私たち夫婦には関係ない」というスタンスですが、時には微妙な雰囲気になることもあります。
例えばどちらかが母国の肩を持つような (相手の国の批判をするような) 言動をした場合とか…やっぱり自分の生まれ育った国を批判されるのは嫌じゃないですか。
こういったトラブルを避けるために、ニュースなどで日韓問題を見聞きしたとしても極力その話題に触れないようにしています。
国際結婚生活を円満に過ごすために、国同士のトラブルに夫婦関係を重ね合わさないようにしましょう!
⑥韓国ドラマにあるような嫁姑問題はない
韓国の朝ドラ (日本でいう昼ドラ) でよくあるドロドロの嫁姑問題はありません。(家庭によるかもしれませんが…)
ドラマにあるような韓国のお母さんは息子大好きで怖いイメージがあるかもしれませんが、ラッキーなことに夫のお母さんはとても優しい人で、満足に韓国語を話せない嫁 (私) にもすごく気を遣ってくれます。
周りの日韓夫婦を見ても、義家族とうまくやっている人たちが多いように思います。
もちろん義家族と関わる場合には、こちら側もしっかり気遣いをすることが大切だと思います。別記事で韓国人が喜ぶお土産リストについてまとめたので、手土産に悩んだ時は参考にしてみてくださいね。
》関連記事:【2019年最新版】韓国人が喜ぶ日本のお土産リスト【定番から流行りのものまで】
⑦オリンピックやW杯で対戦するとお互い母国を応援する
これは日韓夫婦に限らず、国際結婚している人はみんな同じかもしれませんが、オリンピックやW杯などでお互いの国同士が対戦する場合、それぞれ母国を応援する=ライバル同士になります (笑)
お互いの国同士が対戦する場合じゃなければ、パートナーの母国を応援することができると思いますが…やっぱり自分の母国を応援したくなりますよね。
私はどのスポーツに関してもそこまで熱心な方ではないので、万が一負けたとしても少し悔しいくらいですが…スポーツ好きな人にとっては喧嘩の原因になるかもしれませんね。
⑧意外とサプライズをしてくれる
記念日は別に気にしない韓国人男性ですが、サプライズをするのは好きな人が多いみたいです。
実際に私の夫も私には内緒で化粧品を買っておいてくれたり、突然私の好きな食べ物を買ってきてくれたりすることが多いです。
これも実は、韓国人女性の中に「私は彼氏 (または夫) にこんなサプライズをしてもらった!」と自慢したいがために、相手にサプライズを要求する人がいるため、仕方なく応答している男性もいるとか…
とはいえ、相手が喜ぶことをするために頑張る人が多い韓国人にとっては、サプライズはごく普通のことなのかもしれませんね。
⑨食事は常にキムチや辛いものが必要ではない
韓国人=辛いもの好き、という法則は食文化的にあながち間違っていないと思いますが、韓国人の中でも辛いものが苦手な人はいます。
私の夫は韓国の国民食であるキムチを好きではありませんし、周りの韓国人でも全般的に辛いものが苦手という人もいます。
実際に私が作る食事は日本食が基本なので、辛いものが一切食卓に並ばない日も多いですが、韓国人である夫のためにキムチを用意しても手を付けないことが多いです (笑)
⑩子供が男の子だった場合、将来が心配になる
これは韓国籍を取得した場合ですが、韓国籍の男子には「兵役」の義務があり、30歳までに入隊しなければなりません。
例えば日本と韓国の二重国籍で、日本国籍を選ぶために韓国籍を放棄する場合は関係ない話かもしれませんが、国籍の問題は本人次第なのでどうなるかわかりません。
夫の話によると本物の軍隊に入隊するので、相当過酷な訓練をするようで…時には亡くなる人もいるほどだそうです。
国民の義務とはいえ大切な我が子をわざわざ危険に晒したくないという親心は誰しもが持っているだろうし、我が家も息子がいるので将来が心配な気持ちはありますね。
まとめ:結局相手によるし、大変だけど幸せなこともある
大前提として日本または韓国に住む日韓夫婦ではなく、第3国であるカナダに住んでいる日韓夫婦ですので、もしかするとかなり特殊な例なのかもしれませんが、個人的には韓国人と結婚してもごくごく普通です。
どこにすんでいるかというよりも、結局相手 (また相手の家族) によって大変さは異なると思います。
もちろん言葉の壁もあるし、近くて遠い国と呼ばれるように日本と似ているようで文化の違いもたくさんあります。そういう面では日本人と結婚するよりも大変なことが多いかもしれませんね。
今現在韓国人の彼または彼女がいて、将来的に結婚しようか迷っている…という人の参考になったらいいなと思います。
人の性格を変えることは難しいですが、お互いを理解しようと歩み寄ることができれば、国際結婚もそこまで大変ではないというのが個人的な意見です。
Ruby Park
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