舌小帯短縮症舌小帯短縮症とは、舌の裏側の真ん中で口の底に向かっているヒダが生まれつき短いことで,それによって哺乳をすることが困難だったり、舌が十分に動かないために発音に問題が生じる可能性があるそうです。
私の娘は生まれつきこの舌小帯短縮症で、そのせいなのかはわかりませんが生後しばらくは直接授乳をするのにとても苦労しました。産後身体もしんどい中、何度母乳育児のための教室に通ったことか…
結果的に舌小帯を切る手術をしたことで直接授乳ができるようになったのですが、小さな赤ちゃんに手術を受けさせること自体に当時はものすごく悩みました。
今回は舌小帯短縮症の子を持った私の体験談をシェアしたいと思います。母乳をうまく飲めない赤ちゃんがいるママに参考にしてもらえたら幸いです。
目次
舌小帯短縮症が直接授乳できない原因だった?
結論から言うと、舌小帯短縮症だけが直接授乳できない原因ではありません。軽度の場合であれば問題なく直接に母乳を飲むことができますし、ただ単に体が小さくて直接母乳を吸う力がなかっただけなのかもしれません。
舌小帯短縮症は遺伝的なものである場合も多く、我が家の場合は父親 (私の夫) が舌小帯短縮症なのですが、義母によると赤ちゃんの頃は問題なく直接授乳できたそうですし、現在も発音に問題が見られることはほぼありません。
娘は予定日近くに生まれた割には体が小さめで2780グラムだったので、もしかすると舌小帯短縮症に加えて吸う力が弱かったことが原因だったのではと思っています。
ちなみに息子は舌小帯短縮症ではなく出生体重が3500グラム近くだったこともあり、生まれてすぐから力強く直接母乳を飲むこともすごく上手でした。
とはいえ、産後すぐはなかなか母乳が出なかったので、そのせいで赤ちゃんがうまく母乳を飲むことができなかったのでは…とも思っているんですが…
それでも産後すぐにはあまり出なかった母乳が溢れるほど出るようになったのは、根気よく赤ちゃんに吸ってもらうようにしていたのと、AMOMAミルクアップブレンドというハーブティーを日本から送ってもらって飲んでいたからだと思っています。
カナダの母乳育児のための教室でもおすすめされたサプリで、フェヌグリーク (Fenugreek) というハーブが母乳を増やすのにいいということだったんですが、海外のサプリは1粒が大きくて飲みづらいのが難点。
そこで飲みやすいものがないかな〜と探してみると、日本でフェヌグリークが配合されたハーブティーを見つけたので早速飲んでみると、少しスパイシーですがクセになる味なので飲み続けることが簡単でした。
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手術するか否か…決意したきっかけは?
母乳育児のための教室や電話のコンサルティングなど、いろいろと試してみても一向に直接授乳が成功することはなく、その間に母乳は出るようになってきたので、搾乳して哺乳瓶やらフィンガーフィーディング (指にチューブをつけて飲ませる方法) やら乳頭保護器やら、あの手この手でなんとか飲ませていました。
▼当時大活躍してくれた哺乳瓶と乳頭保護器です。
産後の満身創痍、睡眠不足の状態で慣れない初めての子育てに奮闘していましたが、娘がうまく母乳を飲めないことが大きなストレスとなって産後うつになり、情緒不安定で毎日泣いて夫婦喧嘩して…その頃、舌小帯短縮症を診察してもらっていた小児科の先生に手術を勧められました。
将来的に発音に問題が出ることがある可能性ももちろんながら、その当時は舌小帯短縮症の手術をすることで直接授乳をすることができるようになるならと、藁にもすがる思いだったように思います。
新生児期の小さな赤ちゃんだった娘に手術のメスが入ることに、本当に申し訳ない気持ちになりながら…先生によれば手術日は早ければ早い方が良いということで、生後3週間ほどで舌小帯短縮症の手術を受けさせることになりました。
手術方法は麻酔なし、ハサミで舌小帯を切るだけ
新生児のうちに手術を受ける場合、麻酔などをせずに舌小帯を切る処置のみを行う (糸で縫う処置を行わない) 場合が多いようです。娘も生後3週間で手術を受けたため、先生がハサミでちょきんと切るだけでした。
とはいえ、麻酔をしないで舌小帯を切るなんてさぞ痛かっただろうに…小さな体でよく頑張ったと心から思います。
手術後はすぐに授乳するようにと言われていたので、直接母乳がうまく出来ない場合を考えて母乳を入れた哺乳瓶を準備していきました。舌小帯を切った後、当然大泣きしていた娘も母乳を飲んだら泣き止み、その後は何事もなかったかのようにケロッとしていました。
まとめ:結果論になるけど手術して良かったのかもしれない
手術後、生後1ヶ月になる少し前から急に上手に母乳を飲めるようになりました。手術をしたその日から直接授乳がスムーズにいくわけではなかったですが、結果としては出来るようになり完母になったのです。
手術したから上手に飲めるようになったのかはわかりませんが結果的にそうなったので、舌小帯短縮症の手術をして良かったのかもしれません。将来的に発音の問題で悩む可能性も低くなったでしょうし。
こればかりは個人の選択にはなりますが、舌小帯短縮症でうまく母乳を飲むことができない場合、手術を検討してみるというのも一つのオプションではあります。もちろん、それだけが直接授乳できない原因ではないので、必ず成功するとは言い切れません。
直接授乳できないのであれば搾乳して哺乳瓶でも良し、もしくはミルクに切り替えたって良いと思います。母乳にこだわるのであればAMOMAミルクアップブレンドを飲んで量を増やすことで飲みやすくなることも。
授乳問題で悩んでいるのであれば、一歩踏み出してみることも大事かなと思います。慣れない初めての子育てで悩んでいるママが少しでも楽になれることを願うばかりです。
Ruby Park
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